2018年02月24日

MMD十周年

ということで十周年ですね。おめでとうございます。

それにしても何故こんなに深く関わるハメになったのか...正直自分にもよくわかりません。

十年前のあの日はただ 「すげぇー!」 とか 「やべぇー!!」 とか言ってるだけの、どこにでもいる傍観者だったはずなんですが... (まさか十年後に自分が祝福の言葉を述べる立場になっているとは)

まあ 「だいたいミクのせい」 とでも言っておけばいいでしょうか。初音ミクとの出会いは当然ながら MMDよりも前でしたが、彼女に関わってしまったのが運の尽き...だったのかもしれません。


とまあ冗談?はさておき、初音ミク一人から始まった MMDも随分と賑やかになりました。

ひとえに "多くのユーザーによる協力の賜物" ということに否定の余地はないと思いますが、これも結局のところは "協力しあえる人がたくさん集まれば素晴らしいことができる" という当たり前のことに準じてきた結果と言えるでしょう。

「見るべきもの活用すべきものは データやモノではなく人である」

MMD十年の教訓としてはそんな所かと思います (注意:どこかに敵を作るような話ではありません)


「十周年であれだけ盛り上がってるとか(まさかのツイのトレンド入り)、MMDの発展はさぞ順風満帆なことだっただろう」 ...もしかすると外側から見た MMDはそんな風に見えるのかもしれませんが、さて実際はどうだったんでしょうかね?

今から見ればまだまだ小さな絵でしたが、そんな一枚絵を描くまででも いくつもの曲がり角があり、そしてその都度それぞれの場所でそれぞれの人たちが、それらの道を繋いできてくれました。彼ら彼女らの活躍は外側から多くは見えなかったかもしれませんが、それらがなければ今日のこの日は来なかったかもしれません。
※とある動画作品での 「カドが変」 というような指摘には、これで十分な回答になったでしょうか。

残念ながら どんな物事でも歴史は一部の人間の英雄譚としてしか語り継がれませんが、発展期に携わった当事者の一人としては、そういう実像は忘れないようにしたいものです (Mは Mで十分英雄的な役割やってましたけどね)


最後にまとめとして何か書こうかと思いましたが、このような場面で伝えるべきことは MMD初作に全部入っているので、それを再掲しておくことにします。



初心忘るべからず、ではありませんが、十年の節目として一度振り返ってみるのもよいかもしれませんね。


以上、十周年おめでとう&年始最初のエントリでした。

posted by - at 09:23| MMD | 更新情報をチェックする

2017年09月27日

炎上

また色々と燃えているようですね。

こういう(言葉は悪いですが)"ゲスな騒動" とは最も遠い作品観であったはずのものが、今後は何をやってもそういう目で見られるようになってしまうだろうことは、とても残念に思います (覆水盆に(ry


それにしても少し前にこんな報道がありましたが、
ネットの「炎上」 関与は3%と少数 文化庁が調査

このケースにおいても 「極僅かの人間が引き起こしていることだから実際は大したものではない」 みたいな認識なんでしょうかね。

上記に関しては既に以下のような指摘もあるので無駄なことは書きませんが、
「ネットの炎上は全体の 3% だから、気にすることはない」という主張に潜む危険な落とし穴

こちらから以下を引用して、

" 大事なことは批判的な投稿をして炎上をさせている人々は少数派であり、多数派は態度を決めかねているということです。一部の批判意見を鵜呑みにする訳ではなく、絶対的多数派である中立的な第三者に自らの主張を支持してもらえる内容を発信できているかを確認すべきなのです。"

今回の件がどのような評価や支持がされているのか、また今後されていくのか...関係者のみならず多くの方が注視しているということは重く受け止められるべきことかと思います。

しかしまあ 「"人"によって作られたものを "人"から離すことが如何に難しいことなのか」 ということは、いいかげん社会は学んでもいい頃合かとも思いますが、ままならないものですね。


自分に身近な範囲においても、関連する創作活動で楽しんでいた方は少なくないように思いますが、今後は何かしらの影響があるかも?ないかも?しれません (事が起きてから「知らなかった」というわけにもいきませんのでね...)

関係各所への注意喚起という程ではありませんが、一応気にする程度は気にしておいた方がよいかもしれませんね。

以上

posted by - at 18:22| MMD | 更新情報をチェックする

2013年09月19日

DX11

やっとのこと色々動き出しているようなので・・・

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DX11化は随分前にうちでもやってみましたが、いくつかの利点と問題点があったのでちょっと書いておこうかと思います。

■利点

・エフェクト機能の自由度が大きく上がる
・StreamOutputを応用することで GPUスキニングと描画エフェクトを完全に分離できる(=高効率化) ※1
・描画以外にもシェーダ処理を応用することで各部処理を高効率化可能

※1
MMDでは CPUでスキニング → MMEで描画処理、という流れなので頂点数が増えると極端に効率が悪くなります。MMMや PMXエディタなどでは GPUスキニングを利用していますが、DX9での実装では描画エフェクト毎にスキニング処理が発生するので無駄が多くなります(描画エフェクト側にも不要な記述が必要になってしまう)。DX11(10)の機能を利用することでこれらが一気に改善されます(テスト済)

※DX9でのGPUスキニングでも変形部と描画部を分離することは可能ですが(PMXエディタで実現しています)、どちらにしても描画エフェクトに特別な記述が必要になるので、DX11(10)と比較して汎用的/効率的な方法とはいえません。


■問題点

・複雑化する(というか単純な構造ならわざわざ DX11にする意味がない)
・過去の資産(MMEエフェクト)がそのままでは使えない ※2
・現状システム面の変更が難しい MMDでは効率を上げられない ※3

※2
DX11(10)では DX9用のエフェクトを利用する機能が一応ありますが、DX10以降は数値代入が厳密化されたり、UV座標の取り方が変更されていたりするので、そのままではまず使えませんでした。多少の修正が必要になります。また仮に DX9用のエフェクトをそのまま動作可能とするなら、システム自体を DX9/11 の共用状態にする必要があるので、かなり複雑化したものになってしまうでしょう。

※3
例えば DX11に適したセットアップのためにはモデルデータ自体の仕様変更が必要になる場合がありますが、現状の MMDにその対応を逐一期待するのは難しいでしょう。GPUスキニングへの応用も同様の理由で MMDでは意味がありません。結果として DX11へ最適化するには MMDのようなベースシステムからの作成が必要となってしまいます(案というか仕様書レベルだけなら一応ありますけどね・・・)

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件の動画ではテッセレーションについてうまく応用されていましたが、個人的には「おおざっぱに使う分には便利だが、実際に高いレベルで運用するにはいくつかの技術との組み合わせが必要になるので、手がかかる割りには効果が薄い」という印象でした。

正直なところ DX11対応については「やるならベースシステムからの改善が必要」と考えていますが、現状かなり高い機能レベルで安定している MMMですら、広範囲のユーザーに十分効果的に活用されているとは判断しづらい状況ですし、また DX11専用ともなれば、XP以前のユーザーさんは切捨てとなってしまいますからね。

※所謂エフェクト派閥が増えるのも利用者的には困りモノでしょう。


・・・とまあそんな感じです。

DX11自体は自由度が大きく上がるので非常に有用なものですが、それ故、効果的な運用にはシステム側の改善が必要になります。

そのうちやる気になったらまた色々やるかもしれませんが、昨今は MMD自体を商業ベースで活用されるような方も増えてきている状況ですので、特に自分が頑張る必要はないかなぁ・・・という風にもよく思います。

なんにしても今は かんこれや MHで忙しいので・・・


以上、取り留めのない内容でしたが、DX11についてのちょっとしたお話でした。
posted by - at 02:51| MMD | 更新情報をチェックする