2013年09月01日

11杯 Pickup

某ゲームのせいで少々視聴が滞ることもありましたが、今回も無事全作品の視聴完了しました(公式マイリスト登録分)

で、いつものようにいくつかの作品をピックアップしてみようかと思います。

※記事作成時点で再生数が(一つを除いて) 1万未満の作品を対象にしています。全体的にマイリスト率の高い作品が多いので、ご視聴済みの方も多いのではないかと思われます。


■MMD で 福笑い【手書き風PV】
 これぞまさにニコニコ動画。




■『海底の夢』
 ○○かよ!と思わず突っ込んでしまいました。テーマ大根からこれほどの発想が生まれるとは驚きです。




■オリメカ戦記
 オリジナルメカモデルというだけでなく、動きやパーツの破壊なども細かく表現されています。素晴らしいです。




■ある昼下がりのRe:Re:
 ミクルカの素敵なストーリーPVです。透明感というか言葉では表現しづらい感覚に惹き込まれました。




■モブ魔族紹介動画
 紹介動画というタイトルとは裏腹に、光と影による映像効果も素晴らしい手の込み入った作品です。




■大根 【MMDドラマ】
 何気ない大根畑にこれほどのドラマが隠されているとは・・・




■リノ=ライト嬢とセッションしてみるよ
 次元を超越した愛?に満ちた作品です。EXへの流れも実に MMDらしいですね。




■ファンタジー風ドラマOP的な何か【MMDオリキャラ】
 日々増え続けるMMDモデルたち、その中でオリジナルキャラもじわじわと増加傾向のようです。そんなオリキャラたちによるドラマPVです。
※この動画は外部貼り付けできないようです。




■イミテイション・ゴールド【温故知新】
 「猫村さんスゲェ」の一言に尽きます・・・いやまじで。




■稚内ゆきに乗って【MMD鉄道】
 何気ない旅行風景かと思いきや要所要所の作りこみの凄さに驚かされる作品です。




■真SUIKA WARI !?
 今年のスイカも活きがいいらしいです。




■たいせつなもの
 ちっちゃい Lat式ミクの可愛さ一杯の作品です。こちらも続けてどうぞ。個人的には今後も(すっかり定番になりつつある)どこぞやのキャラ設定に汚染されないことを願います(笑)




■はちゅねのreunion
 定番のステマニかと思いきや・・・?!




■Give me Moneeeeeeeeeey!!!.【オリジナルモーション】
 急増中のトレース職人と比べ、今や希少種となりつつあるオリジナル振り付け&手付けモーションによる作品です。映像作品としても素晴らしいです。




■リノと僕 【MMDファンタジー】
 リノの微笑ましい日常劇、そしてついに明かされるリノ生誕の秘密!?




■Departures【MMDうたプリ・演奏トレース】
 楽器を弾く、ただそれだけの作品です。だがそれが素晴らしい。




■Wonderful Opportunity 【MMDPV】
 懐かしい曲ですね。毎日の生活に疲れている方もそうでない方も是非。




■森の巨像に宿るもの
 圧倒的な疾走感。見逃しは損以外の何者でもありません。惜しむべくは MMD杯レギュレーションによる動画時間の制限でしょうかね。




■Birdcage【ささらオリジナル曲】
 ささらさんに秘められるポテンシャルが垣間見えます。これならチクっても問題ないですよね?




■Su-26とジュラーヴリクさん。大根を追う。
 今年も渡り大根の季節がやってきました(違)





以上、20作品を投稿日時順で紹介させて頂きました。みなさんお疲れ様でした。

posted by - at 21:34| MMD | 更新情報をチェックする

2013年07月24日

一周年と十一杯

いつのまにやらこのブログも一周年らしいです。

といってもここ最近は更新やブログに書くようなネタもほとんどなく、ダラダラとゲーム三昧な毎日だったりしますが。

MMDの方は昨今正式に開発再開?みたいになっているようですが、基本的には様子見といった感じです。まあ今更 MMD側に大きな変更があったとしても、どれほどの対応ができるのか?また対応自体が必要なのか?といったあたりは微妙なとこですからね。

で、ここの話はとりあえずどうでもよいのでこの辺にして・・・

先ごろ 第11回MMD杯(予選) が始まりました(公式マイリストの登録分は一通り視聴してきました)

今回は WiiUで一気に流し見できたので、動画視聴はかなりお気楽でした。ただいくつか問題点があったので書き出しておこうかと思います。

■連続視聴の問題点
WiiUのマイリスト内連続視聴機能は一度に視聴できるのが最大で 100件まで。1つのマイリストは最大500件登録が可能ですが、100毎に切り替えが必要となります。

さらに次の 100件への移動ボタンは づらづらと表示される動画の末尾(ページ下部)にあるので、100件分画面スクロールが必要となります。何ページも続けて移動が必要な場合は特に面倒になります。

※検索結果などでの連続視聴がそういう仕様なので、おそらくその使いまわしのせいでしょう。

500件を一度に処理できないのは仕方ないにしても、その分インターフェイス的には上部にもページ送りボタンを配置するなどの配慮があるのが普通ですが・・・まあ所詮はニコ製ですからね。こんなもんと割り切る必要があるかと思います。

■見れない動画、非対応スクリプト
原因はよくわかりませんが、一部低画質(エコノミー)版の方しか見れない動画がありました。また映像再生に対応していない、という動画も一つありました(動画のビットレートは関係ないようです)

他にも通報などにより(内部的な)レーティングが変更されるなどで WiiUでは見れなくなる動画もあるようです(予選動画では該当するものはなかったと思います)

動画に設定可能なニコスクリプトも WiiU視聴では一部しか機能しません(コメ反転や動画ジャンプなどは不可)

それ以外細かいところでは、音量調整は TV側のボリュームを変更する必要があったり、また比較的大画面/高解像度の環境で見る関係上、古いニコサイズベースだとかなり引き伸ばされた映像になってしまうなどの問題もあります。

※逆に高解像度(HD)に適した映像の場合は、恐ろしく高品質な映像に見えたりすることもあります。


総じて PC環境よりちょいちょい面倒な部分はありますが、動画をざっと視聴するだけなら十分快適といった感じです。


杯動画の方にも一応触れておこうかと思いますが、昨今は MMEや各エフェクトの改善により、従来よりも高品質な映像を作成することが比較的容易になりました。

その分映像内のちょっとした不具合、不整合などがより顕著に悪印象として目に映るようになっています。具体例としては、セルフシャドウの調整不足や物理演算による静止状態でのバタつきなどが解りやすいと思います。

下手に製作者として MMD慣れしていると、その辺無意識のうちに気付かないようになっていたりしますが、一般的な視聴者目線で見る限りでは、やはり映像品質の向上に合わせて総合的な底上げが重要だなぁ・・・と、多くの予選動画を見ていて思いました。

※参考になるかどうかは不明ですが、一応具体的な例をいくつか書いておきます。

●セルフシャドウ
標準のセルフシャドウは太陽光下のような広い範囲に強い光があたるような環境に適しています(アップではシャドウ距離の調整が必須)

室内表現ではソフトシャドウが扱えるエフェクトを選択しましょう。特に陰影を重視するリアル系表現の場合は重要です(標準影によるガタガタ影とか、ありすぎる"がっかり要素"です)

●物理演算のバタつき
基本的に MMDでは対応できません(MMDで可能なのは物理演算を完全に OFFにする程度)

MMMなら物理OFF以外にも、物理動作軽減機能(物理演算全体)や、インパルスモーフ(PMX2.1)による停止制御(剛体毎)、他にも物理モーションをベイクして手動で調整する方法などが手軽に扱えます。

●Toon表現との不整合
一例としてはリアル系シェーダ(陰影の強く出るような映像)で、Toon用のエッジをそのまま描画していると、この上ない違和感になります。

Toonベースでもテクスチャに陰影書き込みが多いモデルなどでは同様です。MMDは標準で Toon系を前提としたシステム設計になっているので、エフェクトによってはそのシステム自体が仇となりやすいことを理解しておく必要があります。

※某ハナガサイタヨのような、オーバー過ぎる程書き込まれた背景の上に陰影の薄いのっぺりしたキャラクターをリアルモーションベースで配置するような、わざと違和感のある奇妙な映像にしたい場合などは別ですが。

●環境マップの有効利用
いわゆる「写り込み」です。実は一番手っ取り早く映像品質を上げる方法でもあります。MMDでは標準でスフィアマップ(テクスチャ)が使用できますが、これも環境マップの一種です。

マッピングデータをリアルタイムで生成すると結構大変ですが(対応エフェクトがあったかどうかは存じません)、スフィアマップのように予め作成しておくタイプであれば、負荷はほとんど上がらない割りに映像品質は驚く程向上します。

※スフィアマップは一つしか使えないと思い込んでいる方もいるかと思いますが、エフェクトの描画部分を書き換えれば何枚でも重ねて利用することは可能です(材質単位で設定を分ける場合は色々記述が増えてしまいますが)。ついでにスフィアマップは UVを参照しないのでモデル側を調整する必要もありません。まあマッピングデータを作るのはちょっと面倒ですけどね(原理が解っていればそれほど難しいものではないです)


これらはいわゆる"技術"に類するものなので、動画毎の内容如何に関わらず一つ一つが底上げへと繋がります。

ただ当然のことながら技術はあくまで支えとしての意味しかないので、どれだけ極めてもそれで面白い作品や多くの人から評価される作品が作れるようになるわけではありません。目先の品質ばかりを追い求めて、作品作りに大切なことを見失わないように注意しましょう。


以上、ちょっとした内容にするつもりが、また色々と無駄に長くなってしまいましたね。

ここも二年目に突入するわけですが、特に変わらずダラダラと飽きるまで続けていくと思いますので、お暇な方は今後ともよしなに。それでは。

posted by - at 22:24| MMD | 更新情報をチェックする

2013年06月10日

よくある誤解

「MMDに関わるならば無償配布を行うのが当然である」

という類(たぐい)の、たまに目にする誤解?のようなものについてちょっと書いてみようかと思います。


■無償配布という文化

MMD が配布されたときに「振り込めない詐欺」のような流れで大きく盛り上がってしまった名残でしょうかね。

実際のところは言われている程なんでも無料/無償で公開されているわけではありませんし、そもそもそんな強制はまったくありません。

自分がフリーで公開しているのも、別に無償行為が素晴らしいと思ってやっているわけではなく、単純に、

"現在の(日本の)社会制度ではネットを通して個人がお金のやりとりを行うのに、非常にコストが高くつく(色々な意味で)"

という理由からだけです。

お金を貰う側だけでなく、お金を払う側としても面倒極まりない現状です。

なんとかジャパンのような類の "仕事をしている気" になっている暇があるのであれば、ユーザー全体のためになる環境整備の一つでもやって頂きたいところです。

※スマホなど海外発の Storeは盛況ですが(利便性に優れている)、どんどん海外(米国)へお金が出て行く一方ですよ(日本→日本でも何割かは勝手に持っていかれる)


■MMDは3DCGの革命である

MMDの思い入れが強すぎる方はそんな風に思われるのかもしれませんが、3DCGの歴史や機能面からすれば、革命というほど大きな先進性はありません。

むしろ複雑怪奇に成り果てた 3DCGを極力スマートに絞込み、全くの初心者でも扱えるようにしたことに大きな意義があったと思われます。

しかしそれは 3DCG的には一旦後ろ(過去)へ下がることと等価なので、それにより多くの新規ユーザーを獲得することができた、というのはある意味皮肉なことなのかもしれません。


■MMDは3DCGではない

これもよく目にしますが、れっきとした 3DCGアプリケーションです。

3DCG=モデリング、という(PC性能的にモデリングぐらいしかできなかった)時代のユーザーからすれば、

「モデリングすらできない連中が 3DCGユーザーとか(笑)」

みたいな考え方をするのも解らなくはありませんが、プログラミング技能を持つ自分たちから言わせれば、

「プログラミングもできない連中が PCユーザーとか(笑)」

というのと大して違いありませんからね。今日日そんなことを真面目に放言するプログラマさんは、もはや絶滅危惧種にすらならないでしょう。

MMDは 3DCGを用いて主にアニメーション映像を作成することに適した 3DCGアプリケーションです。


■PMD/PMXでモデリング

PMD/PMXエディタについて、たまに「モデリングツール」などと紹介があったりしますが、リドミを含めそのような表記はどこにもありません。

そもそもにおいて、PMD/PMXモデルは MMDのようなアニメーションツールでの利用に最適化されており、モデリングには全く適さないモデルフォーマットです。格納できる情報はモデリング作業の "結果" だけです。

必然的に専用編集ツールである PMD/PMXエディタにおいて、そのような編集機能が拡充されることはありません。

※多少の要望があったので、押出やナイフといった最低限の機能は付けてありますが、それらも効率の悪いとりあえず動くだけの機能です。頂点の鏡像編集などフォーマット的には本来不可能な処理を無理やり実現させているものもあります。当然使いやすいものになるわけがありません。

餅は餅屋というように、モデリングは適したツール、適したフォーマットで行うことが最善です。

繰り返しますが、PMD/PMXモデルはモデリングには全く適さないモデルフォーマットです。


■MMD動画は伸びる

一時期は最低でも 1000再生ぐらいは堅い、みたいな印象がありましたが、過去は美しく見える的な幻想です。

投稿数が増えたことから、実質的な再生数の平均や中央値は下がっているようですが、目先の多少の数字だけを比較してもさして意味はありません。

埋もれ問題についても、ニコに限らず現実社会ですら同じような現状(供給過多による一部への集中)なので、効果的な解決策を望むことは難しいでしょう。

結局のところ、自己満足を最大化するために数字のみを評価に用いるのは、あまり賢い方法ではないと言えます。その拠り所は個々人が自分で見付けていくしかないと思います。


■MMDは流行っている

日に100本以上の動画が溢れかえる、という状況だけ見れば少なくともニコニコ内では流行っているように見えますが、

現在のユーザー数の概算を、アクティブで 2〜3000人、それなりに知識や興味があるぐらいのユーザーを 10000人

程度に設定しても、ニコ内の印象ほどは「社会的には流行っていない」というのが実際でしょう。

※実体数としての1万は結構な人数ですが、それでも全体から見れば 0.01%(1/10000)にも満たない程度です。

活動も無償行為が大半なことから、動いている金額も一般的な 3DCG市場としては極僅かであると推察されます。今後は解りませんが、現在のところは経済的な貢献も ほぼゼロ といって差し支えないでしょう。

MMD杯含め色々と騒がしい面もありますが、現状認識としてはニコニコやネットという特殊な環境内での一つの状況/盛り上がり、ぐらいが妥当な評価かと思われます(基本的に金にならんことはどれだけやっても経済社会的には無価値とされてしまいます。残念)


■リドミは読まれない

この記事を開いた方が全員ここまでの内容に全て目を通されているなら、各リドミもきっとしっかり読まれていることでしょう。

・・・まあそういうことです。

リドミをなんとかしてでも読ませよう、という意気込みは否定しませんが、個人的にはあまり効果的であるとは思えません。

なので(←この使い方は文法的に云々)、ああいうものは基本「読んだ」ものとして勝手に判断することとしています。

この手の話でよく「こんな内容は法律的に認められないので〜」というようなことがありますが、多大なコストのかかる法的サービスの利用を想定していない無償行為での活動などでは、その指摘がまず意味をなさないことは自明でしょう。

「約束が守れるかどうか」という信用においての文字通りの約束ごとです。信用を守るも守らないも自由ですが、守らない者にはそれ相応の評価が行われるでしょう。

・・・まあそういうことです。


以上、長々と書いてしまいましたが、最後に最近はほとんど忘れられてしまった感のある「タダより高いものはない」という言葉で一応の〆にしたいと思います。

長文読了おつかれさまでした。
posted by - at 20:42| MMD | 更新情報をチェックする