2013年11月12日

0220

■更新内容
・モーフ正規化保存(TransformView)の経過表示及びキャンセル機能
・近位置ボーンからの簡易ウェイト設定
・ウェイトのブレンド描画機能
・選択ガイドの機能強化及びプリセット保存
・不具合修正

以上



前回の更新がいつだったか既に憶えていませんが、久しぶりの更新です。といっても内容的には大したものではありませんが。

一応この間も不具合修正のついでにちまちまと機能を付けていたりはしましたが、謎の解説書などが出るとかあったので更新をしばらく控えていた次第です。せっかく作って貰ったのに、ご購入されたお客様から「本と違う!」と怒られるのも困りモノですからね。

もっともここまで遅れたのはほぼ かんこれ のせいではありますが・・・(あとMHとかね)

まあ戯言はこの辺にして更新内容について少々説明しておきたいと思います。


・モーフ正規化保存(TransformView)の経過表示及びキャンセル機能

モデルの構造によっては出力中のまま固まってしまう(処理に長時間かかる場合そう見えるだけ?)らしいので、その対応です。


・近位置ボーンからの簡易ウェイト設定

既にプラグインなどでもっと高機能なものがあるのかもしれませんが、簡易的なパーツ単位での一括ウェイト設定機能を付けておきました。

とりあえず円筒と中心軸を通るボーン列でも作り、頂点とボーンを両方とも選択可にして全選択、その後 Ctrl+M を押し、設定されたウェイト状態を確認してみればそれなりに概要は掴めるかと思います。

この機能は個別のパーツ単位(腕だけ足だけなど)で処理を行わないと、うまくウェイト値が配置されませんのでご注意を。またウェイト状態は単一ボーンを対象に 100% で割り振られるので、連結部などは下記のブレンド機能などでの修正が必要となります。

※距離単位での単純な配置やボーン位置と面の表裏状態からの適用化などもあります。詳細はドキュメントで確認してください。


・ウェイトのブレンド描画機能

ウェイト描画窓のグラデーション機能に [ブレンド] というボタン(チェック)が増えています。

ウェイト配置の方法としては従来のグラデーション機能とほぼ同様ですが、グラデーション機能と異なりボーンを選んでおく必要はありません。

ブレンド描画では、開始位置と終了位置に(画面上で)最も近い 2頂点のウェイト値を元にして、範囲内を混合したウェイトでグラデーション設定します。

従来のグラデーション機能は単一ボーンを対象としたウェイト値の設定ということもあり、あまり直感的ではなかったので、より簡易的な機能を作成しておきました。

基本的に 100% 設定された連結部での利用を想定していますが、中途半端にウェイトが混ざった頂点間でも一応機能するようにはなっています。実用に耐えるかどうかは解りませんが。


・選択ガイドの機能強化及びプリセット保存

選択ガイド[G] に 現在状態への追加、削除や、直前の取得状態へ戻す機能などが増えています。

選択状態はプリセットとして各個保存することができ、アプリケーションを終了しても保持されたままになります(変更可能)

※プリセットでは頂点、面はIndex、それ以外は名称で対応しています。別モデルでも共通したボーンや物理構造であれば同じプリセットを使いまわすことができます。当然ながらプリセット作成後に名称を変更すると対象から外れてしまうので注意してください。

プリセットは各編集窓のガイドで共有されているので(子窓を表示し直せば更新)、サブ画面などでプリセット作成→通常編集で利用といったことも可能です。

PMXエディタには編集対象である PMX(PMD)のフォーマット仕様のためグループ化などの機能がありませんが、ガイドのプリセット機能を応用することで簡易的に似たようなグルーピングができるかと思われます。

なお、プリセット内容は "_data"フォルダ内の "ガイドプリセット.xml" に保存されています。テキストXMLで保存していることより、大量の頂点が対象になっているなどでファイルサイズが非常に大きくなってしまう場合があります。ご注意ください(プリセット初期化はファイル削除でOK)


以上、今回の更新でした。
posted by - at 20:38| PMX | 更新情報をチェックする