難易度は通常のまま変更せず。序盤ピラミッド~バハラタあたりまではさして難しくもなく 「今回ヌルゲすぎん?」 などと思っていましたが、ダーマ~ガルナの塔あたりから一気に様子が変わり、ネクロゴンド洞窟以降は DQ2のロンダルキア を思い出させるような...ある意味 "懐かしい難易度" を体験できたように思います。
※SFC版と異なり基本逃走率が上がっていて助かりました
ボス敵もいくらか増えて、対応策と戦術をしっかり整えないとあっさり倒されることも多く、
「自分なりの攻略を考えるプレイ」 がとても楽しかったです。
ゾーマ様は本気出すのが遅すぎて気の毒な強さでしたが...まあ今回は光の玉のせい、ということにしておきましょう。
個人的な最強の難敵はキングヒドラでした。久しぶりに 「これは詰んだか?」 と思わされました。
自分が攻略方法を間違えていた可能性もありますが、あの性能(※) は反則ですわ。オルテガが勝てなかったのも納得。
※ネタバレになるので詳細は書きませんが、せめて自動回復は封印させて欲しかった
ということで、世間的な評価としては微妙な点もある?ようですが、自分としては良リメイクとして十分楽しめる内容だったと思います。
●世間的一部評価?への感想
「呪文が強すぎる!」→ 元々DQ世界の設定では呪文の方が優勢 (魔法戦士である勇者が最優である理由)。SFC版含めゲームシリーズ上では物理攻撃やスキル攻撃が強すぎて呪文は補助担当の役割がほとんどでしたが、今回はそれを (良いか悪いかは別として) 元の設定通りに引き戻した、といった感じに思えます。効果ターンが短くなったことも 「そもそも強化や弱体効果を使われて敵側が何もせず対応しない方がおかしいだろ」 みたいな理由付けでどうとでもなりますから。UI関係など "こうした方がもっと遊びやすい" などの指摘はその通りだと思う一方、よく解らない評価内容やレビューも様々あるあたり 「感想はちゃんと自分でしっかり遊んでから書きましょう」 と思う次第です。任意のスキル/呪文ショートカット機能は今からでも追加してください。是非お願いします。
以降は初回プレイの様子を少し書いておきます。興味のある方はどうぞ (新要素には多少配慮していますが一応ネタバレ注意)
以上
■ 初回攻略記
最初は SFC版の攻略 を参考にして、勇者/盗賊/遊び人/僧侶 で開始 → 船で全域回ったあたりで 「これはしんどいわ」 ということでリセット。
まずアイテム探索用に盗賊、魔物収集用に まもの使いが必須。残り 1名は魔法使いが推奨。
魔法使いの推奨理由としては、
・属性相性が入り呪文の攻撃力が非常に高くなった
・通常のザコ敵が強くなり、かつ大量に出現する編成が多い。鞭/ブーメランでは攻撃力不足=呪文による一掃が楽
・魔物収集手段としてラナルータが重要になった (闇のランプだけでは不足)
・ピラミッドにボス敵配置。カンダタ戦含め撃破用にメラミとスクルトが有用
・ガルナの塔到達までに どくばりを複数入手可
・ドラゴラムによるメタル狩りは健在
・モシャスで勇者や賢者になれるのでボス戦でも活用/応用しやすい
・SFC版と異なり、素早さ/賢さ/運 が重要なパラメータになった (魔法使いはそれぞれよく伸びる)
といったあたり。
経験値を稼ぐのにも、まず敵を倒せないと話にならないですから。ガルナでのメタル狩りでも邪魔な連中を始末するには "呪文による強力なグループ攻撃" が手っ取り早いです。ダーマ到達後は賢者を増やせるので、そこまでのキャリー及び育成役としても有用ですね。
ということで、勇者/盗賊/まもの使い/魔法使い でやり直し。勇者の性格は面倒だったので ごうけつ で開始 (後にこれが大失敗だったと思い知ります)
基本的に全域探索をしながらの歩き狩り。序盤は盗賊の鞭と勇者のブーメランでどうとでもなります。拾える装備品だけでダメージもほとんど受けませんし、やくそう類も大量に拾えます。
ちょっとしんどくなるのは砂漠あたりから。ただし今回は魔法使いがいるのでカニ系の硬敵やミイラ男も楽に狩れます。要逃走編成はかなり減らせました。
そもそもノアニールの洞窟探索とカンダタ戦1回目(先行攻略必須に変更) を経由していることもあり、Lv上がりすぎの状態なんですがね...
なお、しのびあしを使えるようになるまでは敵出現率が結構高く、ダーマまで歩き狩りをしていると到達する頃には盗賊は Lv20を越えてしまいます。転職を急ぎたかったのでピラミッド後はダーマ~ガルナの塔まで逃げながら急行。
盗賊はいつも通り Lv20の時点で賢者へ転職。今回はレミラーマを Lv20で習得しないケースが多く多少手間取りました。また くちぶえ習得と悟りの書を残しておきたかったので、一旦遊び人へ転職して Lv20で賢者へ再度転職することに。
SFC版では賢者前に遊び人を挟むのはパラメータ成長的に非推奨でしたが、今回は遊び人でもよく育つので問題はないようです。何気に新特技のツッコミを習得できたのも悪くありませんでした。※Lv20までで経験値 3万ほど育成は遅れます。といっても高レベル帯では誤差程度ですが (Lv20転職≒はぐれメタル 3匹分)
残り 2名は転職せずにそのまま攻略ルートへ。元盗賊は遊び人の状態でも当面問題ありません。
船入手以降は SFC版の攻略と同じように進めようかと思いましたが、
・魔物収集用に闇のランプを先に取りにテドンへ寄ったらオーブ入手のついでにボコボコにされ...
・サマンオサに訪問したついでにボストロールに手を出したらまたボコボコにされ...
と、新しくなったボス敵どもの洗礼を受け続けるハメになりました。
その後は順調に攻略を進め、遊び人Lv20で賢者へ転職。
ヤマタノオロチは炎耐性装備で特に問題なく、因縁のボストロールも何とか撃破してネクロゴンド方面へ (まもの使いが やいばくだき(=ヘナトス)や まものよびで大活躍)
しかしここからが大変でした。まず入り口の新ボスで躓き Lv上げと攻略用の戦術考案。
なんとか倒して先へ進んだものの、洞窟内の通常戦闘はほとんど倒せずに逃走、というか敗走。下手に手を出して死亡者続出になった事例が積み重なりました (あってよかった新呪文ザオ)
SFC版の逃走率設定だったらここで詰んでいたかもしれませんね。他にも、うっかり ミミックに引っ掛かり全滅手前の状況にも何度かなりました (開幕からザラキ連打は酷いだろマジで...マホトーンも効かないし...)
命からがら洞窟を抜けシルバーオーブを貰い、残しておいたブルー/グリーンの両オーブ(詳細は伏せておきます) と商人街のイエローオーブを入手してラーミア復活。
...からのバラモス城で 「さて Lv上げだ」 と思い戦闘を始めてみたら、これがまた死ねる(苦笑)
※初回攻略時は外の稼ぎ場所(某高台や島など) について一切知らずに過ごしました
城内のあまりの大変さに 「バラモスどんだけ強いねん?」 と試しに挑んでみたら...
これがあっさり倒せてしまって、逆に拍子抜けでした。
以降、アレフガルドの冒険へと続きますが、今回の攻略記はこの辺で (...といっても続きの回があるわけではないですが)
とりあえず終盤の概略としては、パーティー編成の変更は必要なくゾーマ撃破まで可能でした。色々大変でしたが...特にキングヒドラめ...
ゾーマよりも前座のはずの配下どもの方がよっぽど強敵なのはどうかと思わなくもないですが、まあ闇ゾーマとはまだ戦ってませんし、高難度モードの方もあるので、評価についてはそちらを含め全要素を試してから、でしょうかね。
ゾーマ撃破時は勇者Lv45、一番低い賢者がLv42でした。色々他職のスキルなどを試していたこともあり、想定よりはレベルが上がってしまったかもしれません。
まもの使いと魔法使いは転職していないため能力値は不足気味でしたが、強敵戦は事前準備を含めた戦術でなんとかなる部分が多かった印象です。
一番の問題、というか失敗は勇者の育成方法でした。呪文攻撃の強化については先に述べましたが、勇者も例に洩れず...最終盤の難敵に最も有効なのが ギガデイン だったというオチ。
SFC版では 「パワー!」 とだけ叫んでいればよかった鈍重勇者様も、今回は素早く且つ賢くないと時代に取り残されるようです(笑)
ということで、勇者は 「スタイルBにしてセクシーギャルで始めましょう」 というお告げでした。
※女尊男卑(DQの伝統) は名称の上ではなくなりましたが、結局 B尊A卑 になっただけなのかも?しれませんね
以上、駄文に長々とお付き合い頂き、ありがとうございました。
一旦クリアはしましたが、自分的にはこれからが本番です。クリア後要素というわけではなく、純粋にやり直しという意味においてです。
「一度クリアしたゲームを何度も繰り返すのは変」 と感じる方もいるかもですね。しかしながら自分は "ゲームクリアまでの道のりを整理する" のが楽しい人間なので、そういった意味で DQシリーズの中でも DQ3は随一の楽しさに感じるわけです。
まあ最短距離を突き詰める RTAはやりませんけどね。疲れるので (ゲームは楽しく遊ばせてください)
では今度こそ本当に お開きにしたいと思います。
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