Switch2専用となったことで、無双らしいワラワラ感を取り戻しましたね。
前作ブレワイ無双は無双というよりも "無双っぽいアクションゲーム" でした。今作はハードウェアの性能向上による恩恵を最大限に活用できていたと思います。
またシナリオは正史ルートとして、しっかり作り込まれています。
全体像を理解するにはティアキン及びブレワイを履修済みという条件は付きますが、それらの世界観の拡充という意味においても、本作は重要な位置付けとなる作品と言えるでしょう。
反面、キャラクターは ほとんどが新規メンバーとなり、追加ユニットの多くがモブ的な役割のままだったのは残念なところかもしれません。
※主要キャラクターと各種族ごとの賢者を除くと、2名x5種族で 10名が新規モブ兵
といっても前作のような IF展開にして、無理やりに現代メンバーを引っ張り出したところで、作品として良いものになるわけでもありません。
数字(売上) 的な意味においては 「リンクをはじめティアキン/ブレワイのキャラクターを扱う形にした方がよくなる」 だろうことは予測できますが、それでもあえて "この範囲で一つの作品にまとめた" という意義は、評価されるべきかと思います。
個人的に気になっていた点として 「リンク自身が出られないことに対して、どのような対策をおこなうのか?」 という問題には 「うまい落としどころを創ったものだ」 と感心しました。
ティアキン冒頭のシーンをあのように再利用し活用するとは、いい意味で予想外でしたね (詳細についてはご自身でご確認下さい)
その他ゲーム内容に対しての感想としては、
・ブレワイ無双でよかった部分はさらによくなった
・ダメだった点は改善されずにそのまま
といった感じでしょうか。
まあ自分が評価していない点の多くは以下のような遊びやすさに関連する部分なので、これまでのゼルダ及びゼルダ無双シリーズを踏襲している以上、変えられないのも仕方ないと理解はしていますが...
●ダメ項目 (一部)
・セーブはユーザー毎にオートセーブ 1つのみ (シリーズ恒例)
・キーコンフィグなし
・固有技/ギアへのショートカット少なすぎ (4+1 項目)
・十字右でダラダラ一列表示 (同ティアキン)
・画面(UI) は ほぼブレワイ無双のまま
・つぶやきチャレンジの画面全般
・難易度変更の面倒さ/確認のし難さ
セーブの仕様はあいかわらずで一々やり直すのにユーザー切り替えが必要。ゼルダ本編同様、気軽に遊び直せません。
ショートカットは前作体験版時に指摘した通り、R + 十字及び 4ボタンで 8項目や、十字(またはレバー)で 8方向指定にすればそれだけで 8項目。他にもシフトキーを R と ZR それぞれに割り当てで 各数x2 にすることも難しくはありません。
今作ではカウンター4種と属性龍3種で最低でも 7種は固定配置が必須なのに、計 5箇所では まったくの不足。さらに加えてスクラアタック要素もあるわけで、一々メニューからの入れ替え強制や十字右からの使用では、アクションゲームの対応としては やはり落第点が付くのが必然です。
「ティアキンや前作無双がそういう仕様だったから許されるだろう」 という "甘え" がよく見えると言わざるえません。
●つぶやきチャレンジ の問題
ここまで酷い UIも久しぶりですね。
各キャラクター毎に "お題" が羅列される画面自体はあってもよいです。が、プレイヤー側が必要な情報を簡易に確認可能な方法がない時点でありえないですね。
例えば、
・誰が必要なのか
・誰が何をしなければならないのか
・どのマップを選ぶべきなのか (撃破対象など)
・戦闘準備で必要なもの
・戦闘中におこなうべき項目
という形に羅列して、プレイヤーが何をどうしなければならないのかを、画面一枚に簡潔にまとめた UIを用意してください。
またマップ内での戦闘中だけでなくマップ開始時のユニット選択時などにも、これらの一覧表示を直接確認できるようにすべきです。
現在のように、一々つぶやきチャレンジの項目に戻り、画面をスクロールして確認し、またマップを選択し直し...などといった無駄な選択行動を繰り返させるような UIは、一言で言えば 「愚の骨頂だよね (CVリーバル)」 と評価されるだけです。
"お題" のようなゲームシステムが入るのは別段構いませんが、入れるなら入れるで 「しっかり遊びやすい形にしてください」 と思います。
■ まとめ
個人的に期待していた水準から比較すれば十分な品質でしたが、やはり前作同様 「ダメな部分もよく目立つ」 には変わりありませんでしたね。
今作は特に事前の広報にも問題があったのかなかったのか、一ユーザーから見ても 「宣伝薄いけど大丈夫なの?」 と心配になるぐらいでしたし、ブレワイの頃と比べると熱意を全然感じないのは自分の気のせいでしょうかね?
※お金の問題なら仕方ありません
国内においては すっかり敵なしになってしまっている様相なので、任天堂関連ですら腑抜けてくる頃合なのかもしれませんが、「残念な時代になったものだ」 と言われないように、各所の方々には頑張って頂きたいものです。
以上
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