2018年05月20日

過去は...

とある(リ)ツイで見かけたもので、

"(前略) 昔、ぶっこ抜きや無許可PMD化モデルに溢れてたMMD界隈が、それらを排除して自給自足を始めた流れに良く似ているので、すごい期待してる"

こんな内容のものがありましたが、どうも自分の憶えている過去とは異なります。記憶違いでしょうかね?


■"ぶっこ抜きや無許可PMD化モデルに溢れてた"

溢れるぐらい一般のモデルデータ (特にキャラクターモデル) が公開されてればもっと色々楽だったんですけどね、残念ながら...

ということで MMD(PMD)は当初から自給自足せざるえない状況でした。

MMDに興味のありそうなモデラーさんに声掛けしたりとか(SNSへご招待)、モデリング初めての方に懇切丁寧に教授して頂いたりとか、そういう地道な活動を頑張ってくれた方たちのおかげで、MMD用のモデルがたくさん作られるようになりました。

そもそも排除云々するまでもなく、外部からのモデルを PMDへまともに変換できるようになるのが、ずっと後の話だったりします。

※魅力のある高精度なモデルに至っては頂点数の問題などから PMX以降になります。セットアップの面倒さを舐めてはいけない...

順番が全然違いますよ(笑)


というのが自分の憶えている過去の姿となります。

※とりあえず "MMDモデル配布あり" タグで古い順に見てみましたが、上記に該当するような あやしいブツ で溢れているような印象はないですね。

初期の頃から知っている身としては、例えば "そば打ち事件(騒動?)" とか現在のユーザーさんたちには信じられないんじゃないかなぁ、と思うようなこともあったりなど、過去の姿は今考えるようなものとは大きく異なります (ユルくなりましたねホント)

どういう意図で冒頭の内容になったのかは存じませんが、あまり不正確なことを発言されるのは多方面の方の迷惑になるかもしれませんので、ご注意頂きたく思います。

以上

posted by - at 01:15| MMD | 更新情報をチェックする

2018年02月24日

MMD十周年

ということで十周年ですね。おめでとうございます。

それにしても何故こんなに深く関わるハメになったのか...正直自分にもよくわかりません。

十年前のあの日はただ 「すげぇー!」 とか 「やべぇー!!」 とか言ってるだけの、どこにでもいる傍観者だったはずなんですが... (まさか十年後に自分が祝福の言葉を述べる立場になっているとは)

まあ 「だいたいミクのせい」 とでも言っておけばいいでしょうか。初音ミクとの出会いは当然ながら MMDよりも前でしたが、彼女に関わってしまったのが運の尽き...だったのかもしれません。


とまあ冗談?はさておき、初音ミク一人から始まった MMDも随分と賑やかになりました。

ひとえに "多くのユーザーによる協力の賜物" ということに否定の余地はないと思いますが、これも結局のところは "協力しあえる人がたくさん集まれば素晴らしいことができる" という当たり前のことに準じてきた結果と言えるでしょう。

「見るべきもの活用すべきものは データやモノではなく人である」

MMD十年の教訓としてはそんな所かと思います (注意:どこかに敵を作るような話ではありません)


「十周年であれだけ盛り上がってるとか(まさかのツイのトレンド入り)、MMDの発展はさぞ順風満帆なことだっただろう」 ...もしかすると外側から見た MMDはそんな風に見えるのかもしれませんが、さて実際はどうだったんでしょうかね?

今から見ればまだまだ小さな絵でしたが、そんな一枚絵を描くまででも いくつもの曲がり角があり、そしてその都度それぞれの場所でそれぞれの人たちが、それらの道を繋いできてくれました。彼ら彼女らの活躍は外側から多くは見えなかったかもしれませんが、それらがなければ今日のこの日は来なかったかもしれません。
※とある動画作品での 「カドが変」 というような指摘には、これで十分な回答になったでしょうか。

残念ながら どんな物事でも歴史は一部の人間の英雄譚としてしか語り継がれませんが、発展期に携わった当事者の一人としては、そういう実像は忘れないようにしたいものです (Mは Mで十分英雄的な役割やってましたけどね)


最後にまとめとして何か書こうかと思いましたが、このような場面で伝えるべきことは MMD初作に全部入っているので、それを再掲しておくことにします。



初心忘るべからず、ではありませんが、十年の節目として一度振り返ってみるのもよいかもしれませんね。


以上、十周年おめでとう&年始最初のエントリでした。

posted by - at 09:23| MMD | 更新情報をチェックする

2017年09月27日

炎上

また色々と燃えているようですね。

こういう(言葉は悪いですが)"ゲスな騒動" とは最も遠い作品観であったはずのものが、今後は何をやってもそういう目で見られるようになってしまうだろうことは、とても残念に思います (覆水盆に(ry


それにしても少し前にこんな報道がありましたが、
ネットの「炎上」 関与は3%と少数 文化庁が調査

このケースにおいても 「極僅かの人間が引き起こしていることだから実際は大したものではない」 みたいな認識なんでしょうかね。

上記に関しては既に以下のような指摘もあるので無駄なことは書きませんが、
「ネットの炎上は全体の 3% だから、気にすることはない」という主張に潜む危険な落とし穴

こちらから以下を引用して、

" 大事なことは批判的な投稿をして炎上をさせている人々は少数派であり、多数派は態度を決めかねているということです。一部の批判意見を鵜呑みにする訳ではなく、絶対的多数派である中立的な第三者に自らの主張を支持してもらえる内容を発信できているかを確認すべきなのです。"

今回の件がどのような評価や支持がされているのか、また今後されていくのか...関係者のみならず多くの方が注視しているということは重く受け止められるべきことかと思います。

しかしまあ 「"人"によって作られたものを "人"から離すことが如何に難しいことなのか」 ということは、いいかげん社会は学んでもいい頃合かとも思いますが、ままならないものですね。


自分に身近な範囲においても、関連する創作活動で楽しんでいた方は少なくないように思いますが、今後は何かしらの影響があるかも?ないかも?しれません (事が起きてから「知らなかった」というわけにもいきませんのでね...)

関係各所への注意喚起という程ではありませんが、一応気にする程度は気にしておいた方がよいかもしれませんね。

以上

posted by - at 18:22| MMD | 更新情報をチェックする